わたしは、ゆみえ、47歳。専業主婦。年収600万の夫のお陰で、BLOGで集客しながら、趣味のタロット占いでお小遣いを稼いでいる。青森から単身上京してきて都会で一人、事務職しながら、少ない手取りで会社と家の往復を繰り返していた地味OLにしては、この結婚と出産は、十分上出来な人生だと思っている。結婚するって報告をお母さんに電話した時は、根堀葉掘りと夫ことを聞いて最後に、そんな立派な男性がお前をもらってくれるとは・・都会に出したときはとっても心配だったけど、お前はとってもツイてるねと言ってくれたものだった。やっぱりお金はちょっと足りないけれど、それでも専業のまま、わたしに無理にパートしろとか言わないのだから、やっぱりわたしのこの小さな不満は贅沢なのだろうなと思う。
わたしの夫は6歳年上で、小さいながらもそれなりの地位についているから、帰りが遅いなんてしょっちゅう。
息子はまだ小学校低学年だから、ついつい子供ベッタリになりがちだけど、どうしても息抜きしたくてちょっとお安い手軽なセミナーを巡ってしまうことを繰り返すのが最近のわたしの密かな趣味だ。お小遣いの範囲でやりくりしているのだから誰にも文句言われる筋合いじゃない。
そんなわたしの昼間は友達やお一人さま起業の知人のなんちゃってセミナーに参加して、そのフェイスブックの写真にリンクされるなんてしょっちゅうのことだ。なんとなくのどこであったかも忘れたような知り合いがフェイスブックに微増していくだけでもなんだか自分も頑張って顔を売っているなとちょっと誇らしげになる。
夫とは最近は顔を合わせてもほとんどしゃべらない。
昔はなんとか話してもらおうとしょっちゅう「○○さんがね」とか話しかけていたけど、うざったそうな顔でスマホを見ながら適当に相槌打つ夫にだんだんと嫌気が差してきて、話しかけなくなった。その頃から、わたしは夫に内緒でBLOGを始めたのだ。
基本的にわたしから話しかけないと、夫からは話しかけてこないので、リビングにいても、テレビの音しか聞こえない。
もちろん、寝室もバラバラだ。
寝る時間もまちまちだから、生活リズムも当然まちまちで、最近は夫の食事の用意すらしなくなった。わたしと息子は一緒のベッドで早々に寝てしまうから、下手をすると顔すら合わせない日が何日も続くなんてことも珍しくはない。
そして・・夫はどうも浮気しているらしい。かなり長いとも風の便りに聞いている。
もちろん、妻としてはやられっぱなしでいられるか!って気持ちがあるから、離婚はしたいけど、20年以上も働いていない自分になんの仕事ができるのか?と思うととても無理って思う。だからって当てつけに不倫する勇気もないのだから、こんな女は夫になめられたって仕方がないのだろう。
衣食住養ってもらって、適当に小遣い稼ぎのBLOGをやって一端の女性起業家気取りでいられる楽で生ぬるいそれなりに満たされているこの生活を手放すなんてとても出来ない。
だからといって、今更、家族の関係をなんとかできるなんて思ってないからわたしはもうずい分と前からいろいろと諦めている。
そんなときのことだった。
「またかぁ・・」高校時代の友人が主催する恒例のランチセミナーの案内がやってきた。
わたしが呼ばれるのはどうせ人数調整だ。
彼女はあまり集客が得意じゃないらしくて、いつもポツポツとしか人が来ない。
そりゃそうだ。友達だからこういうのはかわいそうだけど、なんて言ったって、とにかく話が面白くない。ネットでちょっと調べればわかるような話ばかりが毎回ではいい加減、お客さんも飽きてくる。1、2回くると大抵はもう来ないなんていうのが常だ。
だから、毎回参加の常連がいるように見せるためにもすぐにわたしに声をかけてくるのだ。きっとわたしが知らないだけで、そんなサクラは何人か用意しているのだろうとは思う。なんだかんだ言って抜け目のない彼女のことだから。
また、あのつまらない話に楽しそうに相槌打つのかと思うと、タダだって参加したくないと思う。まあ、そうは思っても、常連価格で少し割安にしてもらえるのだから、まあそれもちょっとの辛抱、東京の真ん中にランチに行く言い訳になるかもしれないなと思っていた。
だって、セレクトするランチのお店は意外とトレンドをおさえていたからだった。
この日は珍しく、少し参加者が多くて、その上、男性までやってきていた。
どこかいいコンサルでも見つけたのだろうか?
彼女もいつにもまして上機嫌だ。
わたしは、今日は今までで一番多いかもしれないなと思った。
それだけ人が多かったから席はもうひとつしか空いていなくて、その唯一の男性参加者の隣の席だった。だから、彼の隣に座ったのはたまたまの偶然でしかなかったのだ。
ランチ会というゆるい雰囲気と珍しく日中にビールを飲んでしまったからだろうか、途中の話でうっかり青森弁でわたしが盛り上がってしまった。
しまった!いつもならば気を張っていて、まずそんなことはないのに!!気がついたときには時すでに遅く、みんなの注目を浴びながら、穴があったら入りたいとばかりに逃げるようにそそくさとお手洗いに立ったのだった。
手洗いから戻ろうとすると、いきなり廊下で「ゆみえさんは、青森出身なのですね。てっきり、埼玉にお住いだから、地元を離れていないのかと思っていましたよ。」と声をかけられた。振り返るとさっき、隣に座っていた男性だった。
結構、身なりがいい感じがする。お金回りも悪くなさそうだ。人懐っこい笑顔で声かけてきているが、年齢は同じくらいだろうに、主婦に気軽に話しかけてくるなんて、随分と馴れ馴れしいな人だなと思った。
わたしが今すぐ忘れたいあの青森弁の話を蒸し返してきたのにも少し頭にきて「ええ、まあ・・」と言葉を濁した。
すると驚くほど嬉しそうに「実は、僕も青森出身なんですよ!ゆみえさんの地元はどこですか?」と言ってきた。
え?そうなの??まさか、こんなセミナーで同郷の人に会えるなんて思っていなかったら、おどろいた。いままで何度も参加しているけどそんなことはまずなかったからだ。
続けて彼はにこやかに、「実はここだけの話ですけど、主催の彼女と僕が幼馴染なんですよ。って、知るわけ無いですよね、そんなこと。その縁でこちらに今回始めて参加したのです。まあ、拝み倒されてという感じです(笑)」と言った。
わたしがどう答えていいのかわららず曖昧な態度で、なんの返事もしないと、そのまま、そっと耳打ちするように体を寄せてきて、小声で、「こう言っちゃなんですが、いくら幼馴染でも、このセミナーちょっと退屈ですよね。ランチのお店は美味しかったので悪くないとは思いますが。まあ、道理で僕にまで声かけてくるわけだ。ゆみえさんもそう思いません?ご常連みたいですけど・・。時間も時間なので、もう、お開きらしいですし、このまま帰るのもなんだか癪なので、よかったら僕と少しお茶でもして帰りませんか?なかなかこの都会にいると同郷の人って会えないので、懐かししすぎて、方言で思いっきり会話したいんですよ。だめですか?」と続けてきた。
いつもならば、「いえ、息子が帰ってきますので・・」と濁して断るところなのだけれど、同郷のよしみっていうのと方言で楽しそうの話すのを聞かれたっていう弱みからかもしれない、わたしは「少しだけならば。」と彼の誘いに乗ったのだった。
その後もたびたび、営業職の彼は昼間も時間が自由になるときも多いらしく、わたしの埼玉の自宅近くまで来てきてくれてファミレスでお茶をしながら彼と方言で思いっきり話をした。そんな、彼も結婚していて、あんまり息子と年齢の変わらない娘さんがいた。
娘さんはよっぽど可愛いらしく、娘さんのこととなると彼はすぐになんでも真に受ける。
そんなところも随分と可愛らしくみえて、似た年頃の子供を持つ親としても、わたしにとってもいい異性の相談相手になっていった。
長い間、わたしたちの間にはなんの感情も芽生えてはいなかった。相談もできる最高の異性の友達が大人になってできるなんて、つまらないセミナーでも出てみるものだなと彼女にもちょっとだけ感謝して、ムダも意外と大事とはよく言ったものだとわたしはそう思っていた。
その日は、週末の夜だった。
夫と離婚する、しないというくらい激しく衝突した。
何が原因だったのかなんてもう思い出せない。ただ、わたしがときどき楽しそうに出かけていくのが気にいらないらしい、夫の仕事もちょうど追い込み時期で多忙を極めており、とにかく何もかもタイミングが悪かったとしか言いようがない。夫が兎にも角にもわたしに、専業主婦はお小遣い程度で、気軽に仕事していていいですねぇと嫌味たっぷりに話したのだけはよく覚えていた。
週明けには、ランチに例の彼との約束があったのだけど、散々週末泣き暮らしていたわたしは目を腫らしていて「今日、キャンセルでと。」初めて彼に電話した。
電話口のわたしの声を聞いて、ただ事ではない雰囲気なのを察したのだろう「いますぐ行くから!」と電話を切って、1時間後に彼はわたしの家の近所までやってきてくれた。
「何があったの?どうしたの??会いたくないならそれでもいいけど、僕は君が心配だよ。」と近所の公園からわざわざ電話してきて話す彼に、ぽつりぽつりと週末にあったことを話し始めて、いつの間にかわたしは泣きながら電話を握っていたのだ。
「やっぱりあって話したい!こんなに泣いている君の声なんて聞いていたくないよ。」彼がそういうと、わたしは衝動的に家を飛び出し、彼の待つ公園に向かっていた。
外はぽつりぽつりと雨が降り始めていた。
それから先は、もうあんまりよく覚えていないが、彼がわたしの愚痴を聞いて、慰め続けるそんなことを繰り返していくうちに、わたしたちはいつの間にか俗に言う男女という仲になっていった。
どうせ夫もやっているのだ。わたしがやって何が悪い。
あなたはこうしてわたしが泣いていても、慰めもせず、どうせわたしが重たいからと、毎日あの女のところへ逃げていっていたじゃないか。
わたしは悪くない、わたしは悪くない、わたしは絶対悪くない!
あんたがとにかく悪いんだ!!
毎日そんな風に呪詛さながら夫を恨みながらも、どこかで罪悪感を抱えながら、わたしは毎日布団に潜るのだった。
「あんた、いつまでこのままでいるつもり?!」
息子と行ったファストフードで、女子高生二人が会話している声がふいに耳に飛び込んだ。その鋭い言葉にわたしは心臓を鷲掴みにされたように、ドキッとした。
ガタンと音を立てて、椅子が床に転がった。ふいに女子高生の一人が立ち上がったからだ。
立ち上がった女子高生は、マイルドヤンキー風で、「そんなことしていちゃいけないことぐらいもうわかっているでしょう!なにガキみたいなこといまさら言ってるんだよ!」と言った。彼女の前に座っている女子高生は長い黒髪のおとなしめな女の子で、エグエグ泣きながら「だって、みかちゃぁん、彼が奥さんと別れて結婚してくれるって言うんだよぅ。生理だってなかなか来ないし、彼の子下ろすお金なんて持ってないよぅ。あたしこのままだとママに怒られちゃうぅ~~~」と舌っ足らずに答えていた。
そんな二人を見て、わたしは、泣いている女子高生はまるで今の自分のように思えたのだった。
もちろん、わたしもこのままじゃいけないってわかっている。
でも今更?なんで?あの人だって何もしてくれないのに?不倫女に逃げているだけじゃない。また、わたしだけ頑張るの?馬鹿馬鹿しいじゃない!
でも、わたしも優しくしてくれる不倫男に逃げていることには変わりがない。
結局どれだけ夫を恨んでも、わたしは悪くないと言い続けていても、この現実がかわっていくことはなくて、このままズルズルとぬるい泥の中を這いずるような人生がっつづいていくだけじゃないか。未来なんてもうちっとも明るくない。
結婚式ではにかみながら、笑いあったときもあったのに・・一緒にしあわせになろうねって言っていたはずなのに。
いつからこんなになっちゃったの?
いつどこでおかしくなったのだろう。
いつからわたしはなんとなく不幸な状態で常に居続けるようになったのだろう。
未来がなくても、生活の安定のためにつながっているなんて。
いつから、わたしはこんなずるい女になったのだろう。
いつからわたしは未来を諦める生き方を選択するようになったのだろう。
結局自分を変えられるのも変わるのも自分しかいないのかもしれない。
でも、一歩踏み出さなければ、何も変わらないのも事実なのだってあの時に感じた。
いろいろと言い訳してごまかして生きていくのはもうたくさんだ。
夫もわたしも不倫でずぶずぶ。家庭を顧みないで仮面夫婦を続けていくのはもう疲れた。
そう、この真綿で首を絞めるような苦しい生活に、わたしが先に音を上げたのだ。
そして・・
そりゃ、今からすれば、すごくかわったかと言われれば、そんなすごくかわったわけじゃないけれど、あれから、夫はどうも不倫相手とは別れたらしい。いまでは、娘ベッタリの子煩悩な父親をやっている。もちろん、わたしもだんだんと例の彼とは連絡を取らなくなり、いつの間にかわたし達の関係は自然消滅していった。
体験会に行った程度でここまで変わるなんてことがあるとは思ってはいなかったけど、今思えば、やっぱりきっかけはあの体験会なのかな?と思う。
お安めのセミナー巡りが趣味のお陰であのセミナーに行くことが出来たのだから、やっぱりわたしの人生は意外と悪くない。
あのエモフリっていうセラピーをしてもらっただけで、その後すぐ周りの反応がかわって、随分とびっくりしたのだけどね。おかけで無料のテキストも請求してしまったし。
結局、請求してもわたしは難しすぎたのか、テキスト読んでもよくわからなくて、どうしてこうなるのかという知的好奇心には逆らい難く、なんだかんだやりくりしてすぐに講座を受講したことはわたしだけの内緒だけれど(笑)
実は・・
あのファストフードの事件のあったすぐあと、わたしはネットでエモーションフリーっていうセラピーの体験会の告知を見つけた。
例のお友達の告知はみんなシェアする彼女の癖のお陰で、体験会の告知がタイムラインに流れてきたのだ。
ちょっと豪華ランチを1日くらい諦めれば出せるくらいだ。
今更どうあがいても変わるわけはないだろうけど、多少のお金で解決できるのならば御の字だ。まあ、期待なんてしてないけどね。
当日は、そうは言っていても、やっぱり現状を変えたいという気持ちは強く、期待と不安の入り混じったようなよくわからないテンションで会場まで出かけていった。
体験会にはわたしも含めて男女5人くらい来ていた。
30代から50代くらいまでいる。なんだかみんな微妙に暗い感じ。みんな、悩んでいるのだなと思った。
講師の人が、わたしの前の男性に声をかけた。
なにかをいくつか聞いている。
口にはしなかったけど、何聞いているのっていう質問だったから、そんなことでわかるわけ無いじゃない。安かったからな、騙されたなと思った。
やっぱり豪華なランチにしておくんだったか、あのタロットカードのセミナーに行けばよかったかとここに来たことを少し後悔していた。
そして、なにかごにょごにょと講師がして、ちょっとたってから「どうですか?」とやはり前の男性に声をかけた。
「へ!?」素っ頓狂な声を上げて男性は狐につままれたような顔をした。
「先生、楽になっていますよ!気にならなくなっています、アハハハ!何したのですか!!」テンションが高いのだか、驚いたのだかよくわからない感じでまくし立てて話す男性はさっきと同じ男性とは思えないほど、楽しそうな表情をしていた。「エモフリしたのですよ。」と笑いながら講師は言った。
あまりの男性の豹変ぶりにわたしは、え?!本当なの??騙されているのじゃないのって言いそうだった。だって、来たときはみんな、なんだか暗い感じだったから、男性のあの反応は信じられなかったのだ。
そして、わたしの番が回ってきた。
ざっくりと自分の話をして、いくつか質問を受けてそれに答えた。
「ではやってみますね。」講師はニコッとして、また呪文のようなものをゴニョゴニョしながら、手をくるくるとして一拍置くと、数秒たってから「どうですか?」と聞いてきた。
まるで、なにかが通ったような、清々しいけど、なんだかくすぐったいような、何かがかわったけど変わってないような・・どう説明したらいいのかわからない、そんな感じがした。
「どうですか?って・・なんかスッキリしたというか、していないというか・・なんというか・・」わたしはこの体感を説明できるような言葉を持ち合わせてないらしくなんとも歯切れの悪い返答をしてしまった。
「ああ、質問のしかたが悪かったですね。いま、お話してくださった問題を想像してみて、どう感じますか?」講師の人は、もう一度わたしに聞いてきた。
「うーん、なんというかどうでもいいというか・・今更あがいても仕方がないというか・・なるようにしかならないのかな?って、感じでしょうか。」またわけの分からない返答をしてしまった。
講師の人は軽く声を立てて笑って「あははは、それでいいのですよ。エモフリで解放されるというのはそういう心持ちになるのです。」と言った。
あっという間の体験会が終わって、講座もあるという話が出た。
まあ、講座はそのうち、これが、本当に変化あるのかわかってからでも遅くはない。正直うちの家計ではちょっと高すぎるしね。ぼんやりした頭でそう考えていた。
講師は「多分、数日以内にはかわっているのを感じられると思いますよ。」そう言って、この日の体験会はお開きになった。
結局、電車の中でいくらあのあと考えても、なんで、あれでいいのかはわからなくて、やっぱり騙されてしまったのかな?と思う不思議な感覚を残したまま、その日はうちに帰るしかなかったのだった。
数日たっても変化がないような気がしていたわたしは、エモフリ体験会なる胡散臭いセラピーに行ってきたなんて家族には口がさけても言えないなと思っていた。
どうせ、夫はすぐお金の無駄遣いだって言ってくるに決まっている。
いま、変化をわたしが感じていない以上いいものだから出してくれっていうのも不自然だし、もしも、運良く変化が出たとして、どうしても講座に参加したくても、費用を捻出するのは一苦労するかもしれないな。しばらくはお安いセミナーは減らして、貯めておくしかないかもと薄っすらとそんな風に思っていた。
そして、今朝もいつもと同じ朝になるはずだった。そう、わたし的には。
珍しく夫が朝食の席にいて、ぶっきらぼうながらもちょっとだけ話をした。
息子はキッチンに立つわたしに「パパが朝食にいるなんて珍しいね、何かあったの?」とそっと耳打ちしてきた。
数年ぶりの珍しく家族三人が揃った朝食だった。
そのうえ、その後もだんだん夫の帰宅が早くなっていき、帰宅がいつも午前様じゃなくなってきたころ、駅前で売っていたなんとかピザというお店のピザを抱えて帰ってきた。
結婚して随分長いことなるけど、あの人が何かを買ってくるなんて珍しくて「こんなものなんで買ってきたの?」と思わず聞いてしまった。
「たまには俺もピザが食いたくなったんだよ。接待ばっかりだから、こういうのを食う機会が少なくてね」と答えてくれた。
「てっきり、いい年だし、あなたはこういったものがあまり好きじゃないだろうと思っていたわ。」とわたしが答えると、「あいつが小さい頃はよく作ってくれただろうが、うまいうまいって、子供と一緒に食っていたの、忘れちゃったのかよ?」といわれて、そういえばそうだったなとはるか昔を思い出していた。
そして・・時は流れて、今更ながら、わたしは娘を身ごもった。
最近は、お腹が目立ってきたおかげで、「やだ、ゆみえさん。高齢出産?相変わらずラブラブで羨ましいわねぇ、うちなんかさぁ・・」と息子の同級生のママ友に声をかけられてしまうのが少し困りものだ。
息子は息子で妹と聞くと、目を輝かせて「僕のぬいぐるみ貸してあげるね!」って言うから、「そうすると、あなたが寝る時寂しくなっちゃうのよ」って言うと、「う~~ん、でも僕お兄ちゃんだから、頑張る!」とお気に入りのぬいぐるみをギュッと抱えて、半泣きになりながらも嬉しいことを言ってくるのだった。
こんな未来を手に入れられたから、講座だって体験会だって高くない。
ちょっと困ったことがあったら、習ったエモフリでチョチョイのチョイで解決すればいいのだもの。
わたしはいま本当に心からそう思っている。
エモーションフリーでは、体験会を、時々、行っています。エモーションフリーを知りたいあなたのための体験型交流会です。
今回は講師2人合同での開催となります。
お一人目はTOKYO EMOTION代表のあんどうまりさん ※まり先生は事情により今回の体験会は参加されません。申し訳ございません。ただし、募集に関してはこのまま継続されます。1日の講座には参加されます。
普段はエモフリセッションや講座の他、親子・夫婦関係がうまくいけない女性や、在宅起業を目指している女性たち、本来の自分を輝かせて生きる自分へと変容する研修プログラムやパーソナールライフ・コンサルティングを提供しています。
おふたりめはエモフリの母matsukoさん
メールセッションも含む、対面セッションを、恋愛のみならず、エモーションフリーで多くのお悩みにアプローチをしています。現実を変えるのは、変えられるのは、自分だけ。悩む時間は無駄だけど。一緒に未来の光を手にしましょう。
最後のさんにんめは、わたくし、やまだとみこです。
普段は主にWEBのみでスピリチュアル関連のご提供をさせていただいております。ですので、通常セッションはご提供しておりません。
そんな3人の認定講師が集った体験会です。
体験してみなくてはわからないエモフリの世界に触れてみませんか?
体験会開催日時
開催日時 9月23日(土)
午前の部:10:00-12:00
午後の部13:30-15:30
開催場所 JR川崎駅周辺 ※詳しい会場は参加者にのみメールにてお伝え致します。
費用 3,240円(税込)
持ち物 特に必要ありません ※聞きたいことや解消したいことがあれば幸いです。
※お飲み物は各自で、ご用意ください。(恐縮ですがゴミはお持ち帰りください)
【午前お申込みの方へ】昼食をお持ちください。体験会の後、講師たちと楽しくお話しながらランチをしましょう。体験会のみご参加の方は、手ぶらでお越しいただいても大丈夫です。
【午後お申込みの方へ】午後の部終了後に、懇親会を2時間程度、予定しています。講師たちと楽しく集いましょう。懇親会場所の関係上、人数確認をさせていただいています。当日変更しても大丈夫ですので、参加・不参加を事前にお伝えください。
受付は各講師の受付フォームへ直接ご連絡ください。なお、ご登録いただきますと、ご登録いただいた講師のメルマガへ自動的に登録されます。
やまだ先生からの緊急募集!
告知動画クライアント役として出演してくださるかたを探しています。
各講座受講前提でも、体験会無料ご招待致します(^^)
23日の体験会で、エモフリ、ビジュアルフォーカシングの告知動画を作成致します。
顔出しOKでクライアント役出演していただけるかたを募集いたします。
※各3名程度です。予定としては限定公開のYouTube動画となります。
動画としてはmatuko先生と一緒に写っていただき、再生時間は3~5分程度を予定しています。
また、今回のエモフリ・ビジュアルフォーカシング、11月のチャネリングの各講座の受講前提で、受講予定講座の事前プレ体験のため23日の体験会の無料ご招待も可能です。
※講座は、ご新規受講のかた限定特典です。
上記いずれかにご参加いただける人は体験会は無料ご招待ということで午前午後ともご招待致します。
※もちろん、午前午後どちらかだけでもOKですし、受講するかたでも体験会に来ないというのも構いません。
ご参加条件
・動画参加の場合は、当日顔出しNG、動画撮影NGはご遠慮ください。
・受講前提の場合は、体験会参加後、やっぱり受講しないというのはご遠慮ください。
・当日及び講座のドタキャン、欠席、遅刻もご遠慮ください。
下記のフォームより必ず銀行振込でご依頼いただき、伝達事項欄に動画OKまたはご参加したい講座名をご記載ください。
また各講座受講予定での無料招待枠利用の場合は、体験会の受付と同時に、各講座の受講のご依頼もお願い致します。
定員数に達し次第、無償募集は打ち切ります。
どちらの先生でも会場、参加費ともに同じとなります。お好きな先生のフォームにてご参加受付を済ませていただければ幸いです。
ゆみえみたいに講座が気になった人はこちらから
あなたもゆみえみたいにかわってみませんか?
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Created with images by Thomas Leuthard (2008-2017) - "Lonely..." • stokpic - "fashion jacket casual" • itsjed - "Day 068: Rain" • fukapon - "女子高生、ミニスカートの謎" • rajnlove - "sara sara nguyen girl" • MokshaDolphin - "Smart Phone" • Greyerbaby - "girl hat happy laughing face cute smiling" • Greyerbaby - "girl face smiling" • 1899441 - "portrait girl young face female person cute"