2018年12月28日、朱天舒(しゅ・てんしょ)副省長率いる吉林省人民政府の代表団が、日中韓三国協力事務局(TCS)を訪問し、李鍾憲(イ・ジョンホン)事務局長を代表とするTCSは、朱副省長率いる代表団来訪を歓迎し、日中韓の三国間協力を促進するための深い議論がなされました。
李事務局長は、TCSと吉林省との過去の協力について振り返り、同省が享受している地理的優位性と豊富な資源につき評価しつつ、朝鮮半島における関係の改善及び3国の首脳が第7回日中韓サミットにおいて、3国協力の強化を示したことを踏まえ、協力の約束を実践するために、3国間協力及び吉林省との協力を深めていきたい旨希望を表明しました。
朱副省長は、3国の比較優位を最大化して3国全てに有益な結果を出すため、3国間協力を深めていくことの重要性について、李事務局長と意を同じくしました。また朱副省長は、ヘルスケア、バイオテクノロジー、高齢化、エコロジー、人工知能、仮想現実、5Gプラットフォームの産業における日本と韓国との協力の機会を模索、開拓することに重点を置きつつ、革新性及び起業家精神を通じた産業基盤の変換にフォーカスしている直近の吉林省の開発政策につき紹介しました。
最後に、吉林省は、2019年に行われる長春での第12回中国・北東アジア博覧会及び第1回日中韓起業家サミットにTCSを招待しました。
TCSは、地方政府との連携を常に重視し、三国間協力の発展に不可欠な地方政府の役割を強調しています。またTCSは、過去数年間にわたり吉林省との協力を築いており、北東アジアの共栄という価値観を守るため、将来的にも三国間協力を共に促進し続けてまいります。