Ecochan 太陽熱食品乾燥庫
登米町森林組合では、太陽熱木材乾燥庫ToSMSの技術を応用した地域農林産食物の乾燥=「乾物」の製造と、これを核とした商品開発を行っています。
詳細は、太陽熱食品乾燥庫Ecochanのホームページをご覧下さい。
太陽熱食品乾燥庫Ecochan は、天日乾燥を衛生的なビニールハウスの中で行い、太陽熱利用の空気集熱によって外部よりも平衡含水率の低い環境をつくり出すことにより、食材の乾燥を促進します。
東日本大震災以降、エネルギーの高効率利用・未利用エネルギーの利用が求められる中、全てを化石燃料などのハイレベルエネルギーに頼るのではなく、ローレベルエネルギーで可能なことはローエネルギーに切り替えていくことが求められ、パッシブソーラーシステム等の「太陽熱利用」が再評価されています。

日本は山の幸、野の幸、海の幸が豊富にとれる恵まれた環境にあり、その中でも我々日本人は古から「食」の歴史を築き上げてきました。

そして先人たちの智恵によって穀物、野菜、豆、魚、肉などの収穫、捕獲される食材を用いた『乾物』が代々受け継がれてきました。乾物は野菜などの少ない季節を過ごすための保存食として必要が生んだものですが、手間と年月により素材からうま味を引き出す知恵の結晶です。
乾物には生の野菜では得られなかった様々な魅力がたくさんあります。
- 野菜の旨みが凝縮しておいしくなります
- 乾燥する事で栄養アップ
- お日様のチカラで栄養アップ
- 水で戻すだけで手軽においしい料理
- 歯ごたえがアップ
- 生活習慣病の予防に
- 保存食として最適
乾物を用いたレシピづくりや加工食品の開発を、特定非営利活動法人キューオーエルが行う『医食同源プロジェクト・宮城カルテ食堂』と連携して行う事により、地域農林産物の需要拡大を図ると共に、安全で自然の恵み豊かな食材を提供していきます。
野菜のうまみがギュッとつまった干し野菜で作る、アイデアたっぷりのおいしくヘルシーな26のレシピをご紹介します。

医食同源プロジェクト・宮城カルテ食堂は、健康に結びつくメニューを推進する飲食店と協働する取り組みです。健康に効くメニューを、多くの飲食店でご提供いただくために、東北公済病院の御協力を得て、調理に携わっておられる皆様に、栄養学、生活習慣病と食の関係、食育、低カロリー低塩メニュー調理法などについての講座を開催しています。
宮城カルテ食堂が推奨するのは、一食あたり600キロカロリー以下、塩分3グラム以下のメニューです。県民の食に対する意識を高めながら、ヘルシーな外食ができるまちを目指します。
健康を維持するメニュー経験が深い宮城カルテ食堂 認定店のみなさんに、干し野菜レシピをご提供いただきました。

さらに、干し野菜の特徴である凝縮されたうまみと保存性を活かしすアイデアと工夫を凝らした、おいしく健康な食事や防災食を、宮城学院女子大学学芸学部食品栄養学科の学生のみなさんから募集しました。
- 乾物で健康な食事 部門
- カンタンおいしい防災食 部門
宮城学院女子大学学芸学部食品栄養学科の学生のみなさんに、この二つのテーマでレシピを募集したところ、多数のエントリーがありました。書類審査を経た13レシピについて調理・実食審査を行い、最優秀賞2件、審査員賞5件が選ばれました。

設計・施工・レシピブック作成・協力
- あとりえ横山
- 一級建築士事務所 プレアデザイン研究所
- マイルストーン一級建築士事務所
- 特定非営利活動法人 キューオーエル
- 医食同源プロジェクト 宮城カルテ食堂
- 宮城学院女子大学 学芸学部 食品栄養学科
- 国家公務員共済組合連合会 東北公済病院
- cooking labo
- fog
- ダ・ハ プランニング・ワーク
