今回、陀武lounge〜第三次暗黒大戦 かげとらvs魔界村〜を開催するに当たって、DJ魔界村のRootsを掘り下げるべく、SAN値が削れるのを覚悟でインタビューを敢行!
かげとら自身も今は亡きleats函館本町でlinkし、OBSERVER共栄圏として盟友関係にあるが、詳しく知らない同志魔界村の素顔に迫る!
魔界村インタビュー
Q1 魔界村さんがDJを始めるきっかけになったエピソードをお教え下さい
- 90年代後半だったと思いますが、美原町の宇宙塵という小規模のライブハウスみたいな場所で、Electriggerというテクノのイベントが定期的に行われていて、そこへ遊びに行っていたことが大きな転機だったと思います。それ以前からレコードは買っていたけれど、Electriggerへ行く前はDJになろうと言う気持ちはなかったです。あとはSasha & Digweedのmixを聴いたのも、きっかけとしては、かなり大きなものです。
Q2 多岐に渡るレギュラー出演されてるパーティーの見所をお教え下さい
-FBO ~ ショーケースとして、バンドライブを入れるというアイディアですね。溜めの効いたリズムがあれば、おのずとダブステップに似たグルーブが産まれるので、その共通項をきっかけに耳を拡張される快が受け容れられれば、と思います。
こアパ ~ オトナとコドモという枠組みが崩れていくところでしょうか。少なくとも僕は、その辺りを意識して出演しております。クラブイベントでは、多かれ少なかれ、そういう傾向はあるでしょうけれど、特に意図的に、それをやっているイベントですね。
陀武Lounge ~ 心意気でしょうか。小規模でやることの意味、ダブへ拘ることの意味、パーティーであることの意味。それがオーディエンスに伝わることを願っているし、出演する際、そう心がけているつもりです。
Hardcore Dirty : 若い世代のDJ、そしてオーディエンスの『成長過程』が見えるところ。プレイだけでなく、オーガナイズについても云えますね。
Q3どんな音楽を聞いて育ちましたか?
-サイモン&ガーファンクル、カーペンターズ、アバが一番最初の頃の記憶ですね。クラシック音楽も好きでしたし、よくピアノ曲を家族と聴いていました。あとゲーム少年だったからゲームサウンドも沢山聴きました。
Q4 音楽以外での趣味は?
-ビデオゲーム、お菓子作り、自転車での遠出。最近は皆、DJやオーガナイズへ集中しているので、やらなくなって久しいです。新たな趣味を模索したいと思っています。
Q5今まで足を運んだパーティーやdigした中楽曲で衝撃を受けたものをそれぞれお教え下さい
-イベントではElectrigger。閉店したばかりの『さいか』の地下駐車場で行った函館港祭りとのタイアップ・イベントが特に印象深いです。そこで11時間踊ったことは、今でも覚えています。曲については沢山あり過ぎて、これという1曲を挙げるのは難しいですね。
Q6 パーティーフライヤーの宣伝代行などされてる中で自身で足を運んでフライヤー掲載のお願いしてる時に印象深かったエピソードをお教え下さい
-僕がやっている不楽というイベントのことですが、『インパクトあるデザインだね』という言葉を頂いたこと、更にそのフライヤーが僕のデザインによるものだと知った時の反応ですか。まずは驚かれます。主催自らがフライヤーをデザインすることは、函館で珍しいことなのかも。
Q7 シャッフルダンスをするきっかけは何ですか?
-The ProdigyのEverybody In The Placeのビデオクリップで、ダンサーがキャットウォークで踊るのを観て、衝撃を受けてからです。そのクリップを見様見真似で練習していました。
Q8 陀武lounge開催に寄せて投稿されたスペシャルMixの見所をお教え下さい
-これはスペシャルmixとしては作っていません。予告編としてmixしたもので、敢えて物足りないようなところを残しています。あまりここで大きく風呂敷を広げ過ぎると、現場へ来てもらえなくなるので(笑
Q9これからの展望やインタビューの読者へのメッセージなど頂きたいです。
- 年々、イベントを主催すること自体が難しくなっていく中、それでもイベントを続けること、DJを続ける意義を考え続けたいです。そして『観たり聴いたことがないものへ初めて触れた時の驚きと喜び』を、お客さんへ紹介し続けることが出来るなら、この上なく嬉しいと思いますし、それは『皆が予め知っているものを共有することの喜び』よりも優先していきたいですね。2/23は、そんな日に出来ることを願っています。