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Dance

12.Dance

「さて、この曲はどんな曲ですか?」もう何も言う必要はありませんね、ただ踊るべきです。曲名も曲調も詩も難しくありません、むしろ簡単すぎるぐらいですが、それで結構。音楽を聴いているならリズムが体をくすぐるなら、我慢してはいけません。それではご一緒 に、"I got music"! つまりそういうことなのです。

白根氏&高桑氏のリズム隊はここでもやはり素晴らしく、加えて白根氏はシンセサイザーも弾いてくださっています。この曲の核であるギター、ナイル・ロジャースリスペクトのオーダーに応えてくれたのは普段からthe perfect meのサポートギターをしてくださっている Sohei Okamoto (Bellbottom from 80's)です。M2、M14でもギ ターソロを聴かせてくれますが、今回は曲全体を通してエキサイティングなカッティングギターを披露しています。コンプレッションされたアタックが小気味良いですね。

ところで、踊ること、ダンスすることは私たちにとってどんな意味があるのでしょうか。ここで言っているのは正式なスタイルや様式を持つものに限りません。名前のない踊り、ただリズムに合わせて動くことも、踊りに違いないでしょう。

踊りの起源はとても古く、多様で、その目的は儀式や礼拝や伝承のた め、はたまた感情や精神を表現・称賛したり、コミュニケーションを とるといったものが挙げられます。また、歴史的に芸術や文化と共にあったことから、「諸芸術の母」といわれることもあるようです。

不思議ですね。儀式のため、礼拝のための手段として、なぜ踊りなのでしょうか。何かを表現するにしてもなぜ言葉ではなく踊りなのでしょうか。これは順番が逆だと私は考えます。目的は後付けで、きっと皆ただ「踊りたかった」のでしょう。 「踊り出したい気分」と言ったりしますが、この「踊りたい」という 感情を分解してこれ以上言葉で表現するのは難しいように思います。 「踊りたい」のその先は踊ることでしか表現できないのです。これは根源的であり、故に生命を感じたり、文字通り言葉にならない高揚を感じることができるのです。

それでは、冒頭の言葉を繰り返しましょう。もう何も言う必要はありませんね、ただ踊るべきです。

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