PAST
高校を卒業してから海外を転々と生活していました。次第に海外での生活に魅了され、生活の拠点を外国にすることに決めました。18歳から現在までの海外生活をまずご紹介します。
- 韓国🇰🇷 語学留学
- 香港🇭🇰 ワーキングホリデー
- マカオ🇲🇴 就職
- フランス🇫🇷 ワイン留学
全てが始まった韓国留学
大学進学を意識し始めた高校時代、専門的に勉強したいことが特に見つからず当時の僕に『大卒』の価値を感じなかったこともあり、進学とは別な道を選ぶことを決意しました。
その時に目に飛びついたのが”語学留学”。小さい頃から海外に強く憧れていたので、この機会に留学に行くことを選択。場所は韓国を選びました。
知らない国。知らない土地。知らない人。知らない言葉…生活の全てが刺激的で、学び多い時間でした。通っていたのは大学付属の語学学校。ひたすら韓国語漬けの日々でした。おかげさまで、一年足らずで『韓国語能力試験』の最上級レベルを取得できるように。
韓国留学において最大の目的でもあった『韓国語習得』が完了してしまった頃、多くの友人が〔日本に帰国する〕〔韓国の大学に進学する〕という二択を迫られていました。日本に帰っても何か目的があるわけでもないし、大学進学も「そもそも日本の大学で勉強したことなかったから海外来たのに、これじゃ韓国で同じことするだけじゃん…」という気持ちもあったので、また別な国に行くことを決意しました。
この時期くらいから【自分の活動の拠点は海外にする】という漠然な人生絵図を思い描くようになったので、改めて高校の時に苦手だった『英語』に挑戦しようと決意しました。一般的な英語留学の行き先としてアメリカ、オーストラリア、セブ島などの国々が挙げられますが、未知数の魅力に惹かれ次の渡航先は香港に決定しました。
価値観が崩壊した香港生活
『自分探しの旅』有り体にして言うと、香港のワーキングホリデーは自分のやりたい事は何かをひたすら追い求めるための期間でした。そのために、とにかく経験できる仕事は全部やりました。香港生活時の僕のモットーは「NOは言わない」。20種を超える仕事に挑戦したり、連日様々なパーティーに顔を出して人との繋がりを増やしたり、時間とお金の全てを投資して活動してきました。
正直、身体を壊しそうになったことも何度かありましたが、それ以上に「何者でもない自分から早く脱却したい」という想いが強かったのだと思います。これがいい考えとは思いませんが、僕にとっては非常に効果的でした。実際に香港に居たのは9ヶ月ほどですが、今日までの人生の中で一番濃密な時が流れていた期間でした。
多くの人と会った中で色々な仕事を知り色々な価値観が存在している事を身をもって体感することができました。その中でも自分が心動かされた仕事は『お酒』と『サービス業』でした。良く言えば”多動力”、悪く言えば”飽き性”の僕が
一生賭けてお酒を学び続けたい
と思えた唯一の仕事でした。年代や国籍、性別等を超越して楽しめる『ワイン』という世界…そして、それを提供しているソムリエって本当に素敵だと感じたんです。しかし、人生を決める覚悟はまだできていませんでした。
自分と向き合えたマカオ生活
香港のワーキングホリデー期間が終わり、知り合いからの紹介でマカオの新店舗立ち上げからお手伝いすることになりました。人生で初めての就職です。
価値観を散々壊された香港生活の後でも、マカオの異次元な空間には圧倒されました。カジノ街が立ち並び、一歩道を隔てた先には雑多なローカル街が広がっている…そんな不思議な空間に感動しつつも、また新たな仕事に全力で挑む日々が続きます。
この時の仕事は「お酒」とは関係ないものでした。不満は全く無かったし色々勉強させてもらえたのですが、心の中では「お酒の世界」に対する未練がまだ残っていたのだと思います。
そんなモヤモヤした感情を残したまま、知り合いのワインバーへ訪ねていつものように相談をしていたのですが、その時に言われた一言。
やりたくないことってさ、いちいち悩まないんだよね。
ハッとさせられました。自分は自分のこと全然わかっていなかった。結局何がしたいのか、今までは常にその場しのぎの行動しかできていないことに気づけました。この時に人生で初めて『自分を向き合う』という事に取り組んだと思います。
結果として、本気でお酒の道に進むことを決めました。具体的には『ワイン』と『日本酒』の二本柱。両方とも深く学びたいと思いました。どちらをメインに勉強していくか考えた時に、語学力や市場の大きさなど考えて勉強のハードルが高いと思ったのは『ワイン』だと感じ、現地フランスに留学することにしました。
ーー人生で選択する時があれば難しいほうを選べ。
僕の敬愛するGACKT様の言葉です。難しいほうに挑戦する人生が絶対に実り多いですから。
”お酒の世界”に特化し始めたフランス留学
訪ねたのはワインの銘醸地とも言える”ボルドー”。海外生活4カ国目にして初めて『目標が明確になった海外渡航』となり、今までの高揚感とは違った心持ちの留学になりました。通っていた学校はワインの専門学校。全くフランス語ができないくせに、いきなりフランス語で授業を受けるという暴挙に出ました。不思議と「何とかなるだろ」って思いが強かったです。
ワインを本格的に勉強する上で「フレンチレストラン」で働くことを希望していたのですが、フランス語もまともに話せない若僧を雇ってくれるレストランもなかったので、ひとまず現地のラーメン屋さんでバイトをしていました。そこで偶然出会った社長にお誘いいただき、フレンチレストランでのお仕事をいただけることに。
そのご縁から、今でもお世話になっています。「ワインのために来たから、ラーメン屋さんで働きたくない」と割り切ってしまっていたら出会えなかったご縁。行動って大事だと改めて感じるようになりました。
この時期くらいから「過去に取り組んできたことと現在やっていくことがうまくリンクする」という感覚を手にすることができました。具体的なものだと『語学』。過去の海外生活で培った語学力が、改めて仕事に昇華できるようになったのです。
お酒の業界の人間としてはまだまだ未熟な僕でも『お酒×語学』というスキルの掛け算のおかげで、経験できないような仕事も請け負うようになりました。その事を身をもって経験できたおかげで、色々なことをもっと勉強したい!という収集心も強くなった気がします。
通っていた学校の期間が終わり、改めて「今後の活動をどうするか」を考える時期に。今までの自分なら『また新しい国に行って価値観を広めたい!』と思っていたのでしょうが、『価値観を広める』より『価値観を深める』フェーズに思考が移ってきたような感覚がありました。
簡単にいうと「もっとワインやサービスマンとしての知識を深めたい」と思えるようになったこと。継続してボルドーに住む決意をしました。そのことをバイト先の社長に伝えたところ、就職させていただけることに。改めて覚悟を決めた瞬間でした。
自分の世界を『発信』するSNS
フランスで就職のため、ビザの更新をする必要があり一時帰国を余儀なくされました。この時期から少しずつ『自分の活動を色々な人に知ってもらえる方法はないか』と考え始めていましたが、面倒臭さと恥ずかしさに負けて行動ができずにいました。
そんな中、Twitterで「自分の活動を積極的に発信している人たち」に触れる機会があり、常に全力な彼らの活動を見ながら”SNSで発信活動をする”ことに心を惹かれ始めました。
まだまだ未熟だけど、できることは多くないけど、年齢も若いけど。
そんな「僕だからこそ」伝えられる世界もあるんだということを、身をもって体幹しました。今でも継続して自分の伝えられることを紹介し続けています。
SNS上で知り合えた友人は、一言でいうと「個性の暴力」。何かしら新しいことをしてやろうと企んでいたり、実際にやっていたり、自分には持てないスキルをもっていたりと。香港時代に出会った多くの人から感じた『多様性』に似た感覚を覚えました。
唯一違った点は「遊ぶように仕事する人」が多かったということ。仕事に全力なのは大前提として、「自分のしている活動が大好きだし誇りをもっている」と感じた人たちに非常に感化されました。
加えて『オンライン上で活動をする』という本質は、可能性が無限に広がるということ。その中での取捨選択は必要ですが、今まで行なっていた”狭い世界”ではできなかった到達点まで見極めることができ、自分の目標が大きく上方修正された気がしました。
フランスに戻るまでの約1年間。間違いなく僕の中で「Twitterを初めてて良かった」と言える時間でした。
PRESENT
ボルドー🇫🇷のレストランにて
WORK
FUTURE
フランスで城を買います
日本で少しずつ浸透している「多拠点生活」。色々なシェアハウスや住居を定額制で住めるようにしたシステムなのですが、『フランスのお城』を購入し、定額制で自由に遊びに、でもちょっと特別感のある空間に出来るように検討中です。
自分が目的とするコンテンツを全て『お城』に集約させる予定です。
詳しい動向はTwitter(@Poly_Somme)でまとめていきます。
Credits:
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