意図的教育と無意図的教育

成熟者が未成熟者の精神生活を陶冶するために行う計画的活動を教育といい、教育は常に意図的、意識的な意欲の仕事であり、教育は計画に基づくものである。

そしてこのような教育のあり方を意図的教育、あるいは形式的教育と呼んでいる。

一方、このような、人を教育しようとする意図がなくても社会生活そのものが、おのずから人間を作る場合がある。

すなわち現代の社会では、牧治、経済、習慣、流行、さらには、ラジオ、テレビ、映画、新聞、出版物などのマスコミによって人が欲すると欲せざるにかかわらず、その中に生存せざるを得ない限りにおいては、この影響は予想以上に大きなもので、特に青少年には強い影響を及ぼしていることは否定できない。

教育は人類においてはどこにも、いつでも行われている精神的な根本権能であり、この種の教育を無意図的教育、あるいは非形式的教育と名づけている。

実際は、意図的教育と無意図的教育とは関連し合って人間に形成的作用を及ぼしている。

ゆえに、その人が一緒に活勤し生活していくうちに、知らず知らずに互いに影響され合って、何らかの方向に形づくられる。

この社会的環境は,人間形成に大きな力を与えるプラスの面もさることながら、また文化的遅滞、刺激の洪水、不良文化の氾濫、社会悪、公害等々人間的価値を高めるというよりもあまりに反価値的、反道徳的であるものが、引き下げ的要因をなしていることも考えなければならない。

このような家庭あるいは職場あるいは環境によって、子供に与える教育的影響がいかに大きなものであるかは、「孟母三遷」の逸話によっても物語られている。

孟母三遷 故事

孟子の母が、わが子の教育に環境の悪い影響が及ぶのを避けるため、墓地のそばから市場のそばへ、さらに学校のそばへと三度住居を移した故事から。

子供は周囲の影響を受け易いので、子供の教育には環境を選ぶ事が大切であるという教え。

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