有り得ない[シンギュラリティ:超人間的知性の創造?] 20170102

http://ja.wikipedia.org/ 日本語版「技術的特異点」記事[20170102取得]を前提とした、一考察。

「技術的特異点」について、いわゆる映画「ターミネータ」の世界観が現実になるといった主旨の、人工知能関連書籍が世の中に溢れている。

全く馬鹿げている。

「技術的特異点」に関する事項として著名な、物理学者ホーキングと宇宙起業家イーロン・マスクが共に署名した公開書簡では、「人工知能の危険性について警告する」内容であり、このような関連書籍が求めているような、「人工知能がやがて意識を持ち人類を凌駕する」などといった、非科学的かつ非論理的な記述は一切ない。

両者の意図するところは、人工知能関連技術の爆発的な進展により、あくまで『人が与えた人工知能に対する命令』に対し、人では制御できなくなる可能性を警告したものと理解する。

この命令に、人の悪意が含まれると問題は更に複雑化し、物理的手段を伴うと具体的にリスクが伴う状態と成り得る事は否定しない。

あるいは、物理的手段が無くとも、いわゆる「サイバーテロ」にカテゴライズされるような事象が制御不能になることに依る、予期せぬ事態が発生するリスクも否定しない。

しかしながら、人工知能関連技術が将来的にどれほど発展しようとも、『人工知能自体が、意識を持つこと』など、有り得ない。

この端的な反証は、主に生物学者・脳科学者の批判に示されている。

ポール・ザカリー・マイヤーズ(生物学者)の批判のみで十分な反証であると考える。

「生物のゲノムは半導体のトランジスターと同等と見なすことはできず、脳の構造や成長を無視している。」

半導体技術者として補足すると、コンピュータの主体となるデバイスが今後もトランジスターである保証はないが、それは単に、より優れたデバイスに置き換わる可能性があるということであり、上記の批判が覆るものではない。

また、コンピューターメーカーに在籍していた技術者として補足すると、原則的に、コンピューターは計算機をより使いやすく高度化したのみの電子機器、あるいはスパコンであれば建築物と一体化した、計算システムに過ぎない。

意識とは、人あるいは広義で言えば生体に生じるものであり、単なる電子機器が意識を持つことなど、有り得ない。

政府、総務省が2015年2月6日「インテリジェント化加速するICTの未来像に関する研究会」第1回会合要項において、「2045年にはコンピューターの能力が人間を越え、技術開発と進化の主役が人間からコンピュータに移る特異点(シンギュラリティ)に達する。」などと銘打って研究会を開始している。

そもそも政府機関が人工知能開発の進展に伴う、いわゆる「2045年問題」を主題とする研究会を発足すること自体が、国際的常識からかけ離れている。

この第1回会合要項に於ける、文章自体が日本語として成立しない。

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